冬はほんのりと足元から暖かい床暖房。床から天井までの温度差が少なく、心地よい空間が広がり快適に生活できます。熱交換器から温水が循環し、床下に張り巡らされた温水マットのパイプ内を温水が流れ、床を直接温めます。
床暖房は暖房機器を設置しなくて済むため、その分のスペースの必要がなくなり部屋はすっきり広々。
柱間にネットを張り、グラスウールを壁と天井に専用マシンで吹き込み、短時間で断熱工事を完成させるブローイング工法。 コンセントボックスの裏側などの凸凹部分、配管部分、筋交いの部分など、どんな形状の部位にも隙間なく施工ができます。
暖房コストを軽減し壁内結露を防ぎ断熱材の経年変化による熱ロスの少ない住空間を提供しています。 また音に対しての吸収性があるので防音効果もあります。
接着剤を使わないため外気が氷点下の冬場の施工も可能。養生期間が不要なので、工期が短縮できます。断熱材を寸法通りカットする手間がかからず、作業効率が向上します。また、乾式吹込み用に改良されたブローの使用により、沈下の心配もありません。
外壁…BIB(パラマウント)ブロー22kg/㎥ 105mm
小屋…ブローイングウール10kg/㎥ 300mm吹込
壁体内に充填された断熱材に付加して外側に板状の断熱材(セルボード)を貼る事で更に断熱効果がアップし、冬の断熱効率アップやランニングコストの低減を実現しています。
セルボードはドイツ生まれのビーズ法保温板。オゾン層を破壊するフロンや、地球温暖化係数の高い代替型フロンも製造初期から一切使用していないノンフロン建材です。また、単独では燃焼せず、有害物質であるダイオキシンも発生しません。
40年間極寒にさらされている南極昭和基地で、基地建設当初とほとんど変わらない断熱性能が保持されているビーズ法ポリスチレンフォームを使用した昭セルボード。素材一つ一つが独立した気泡体に包まれた空気で形成されており、繊維系断熱材のように水を吸うことはなく、安定した性能を保ちます。坂下ハウスでは同様のセルボードを使用しています。
外壁...付加断熱セルボード50mm
小屋...セルボード30mm
高性能樹脂サッシはトリプルガラスの3層窓で室内の快適な温度を保ちます。3層窓の間に注入されているアルゴンガスは、空気中に約1%存在する毒性のない不燃性の不活性ガスで、電球や蛍光灯の中にも使用されています。空気よりも熱を伝えにくく、空気よりも比重が重い特性があるため、複層ガラスの中空層で滞留を抑えて断熱効果を高めます。
太陽の日射や照り返しなどの熱の流入を遮断することで、室内の暑さを抑えます。【サーモグラフィ撮影条件】室外温度:32.6℃、室内温度:25.3℃