一般的な基礎は床下の湿気を外部へ逃がすために換気孔を設けますが、夏の酷暑、冬の極寒期には換気孔やコンクリートを伝い床下に暖気や冷気が侵入します。 このように床下の環境が室内に大きく関与して冷暖房のランニングコストにも大きく影響を与えています。
基礎断熱工法は基礎コンクリート自体を断熱材で覆うため、床下が良好な空間となり、夏は涼しく、冬は暖かく室内を快適な住空間にします。
夏は涼しく、冬は暖かく年間を通してほぼ一定温度に保たれているため 夏は外気より低い湿度の地熱で床下がひんやりとしており、冬は地熱の暖かさと蓄熱により暖かくなります。
冬期には床暖房の配管(暖房配管)からの放熱があるため、床下もあたたかく配管の凍結がありません。そのため住空間が快適に保たれます。
外周セルボード(特号)…60mm
内周セルボード(特号)…40mm
土間下(ポーチ・玄関)セルボード…50mm
極寒の道北地区では地面から80cmから地域によっては120cmの深さまで凍結します。 凍結すると基礎や建物に著しく影響するので、その凍結を抑制する為に考えられた工法が「スカート断熱工法」です。
この施工は地面からの凍結を抑制するために、家の土台となる基礎断を覆う断熱材プラス、地面を覆うように断熱材を敷き詰めます。外と床下の距離を断熱材が埋めることで、コンクリートの基礎を伝って外気の冷気が床下から入り込むのを防ぎます。この工法を行うことで、基礎や建物を守ることはもちろん、床下の配管が凍結しません。
木造軸組工法は日本古来の工法(在来工法とも言われています)で、夏暑く冬寒くなる日本の気候風土に合った工法です。在来工法では、耐震性を高めるために筋交いという斜めの材を入れて補強します。
柱や梁・その他の連結部分には金物を使用し、さらに外壁面には構造用合板を貼る施工面体工法を取り入れることで、耐震・耐風・耐雪に対し高い性能をつくりだしています。
間取りの自由度の高さ
一つの面のサイズが決まっている木造枠組壁工法(2×4工法)と比べて、 点と点を結ぶように柱と梁を備える木造軸組工法は、 点の位置によって空有間の形やサイズを自由に決められます。
大きな開口部をとりやすい
面で支える2×4工法に比べて、壁(面)を抜きやすく、その分柱と柱の間隔があいた空間の広い間取りや、大きい窓をつくりやすいメリットがあります。
リフォームなどの間取り変更時に対応しやすい
間取りの自由度が高いということは、リフォーム時の間取り変更にも対応しやすいつくりです。子どもたちが独立した時に、夫婦2人に合う間取りに変更したり、二世帯住宅へも対応可能です。